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守屋 智行

マイホームは必要か?2

それでは、賃貸派と持家派の費用を検証してみます。


基本的な条件設定として、30才から88才(女性の平均寿命)の間の住宅費とします。

また、費用の算出としては、札幌市の住宅状況での計算をします。


賃貸派の支出

 家賃月額65,000円(少し安目?)×58年=45,240,000円

 引越4回×200,000円=800,000円

 合計 46,040,000円


持家派の支出

 土地代1000万円+建物代2500万円=3500万円

 借入3300万円、固定金利1.55%、頭金200万円、返済年数35年

 借入返済総額42,777,172円+頭金200万=44,777,172円

 年間維持管理費(固定資産税・修繕費用など)20万×58年=11,600,000円

 合計 56,377,172円


この試算では持家派の方が約1000万円ほど高くなります。


しかし、最終的に土地を売却した場合や住宅ローン控除を考慮すると・・・。

持家派の方が安くなるかもしれませんね。


住宅ローン控除については、別の機会にでも詳しくお伝えしたいですが、250万円~300万円ほど税金が安くなるケースが多いです。


また、今回は試算には入れていませんが、住宅ローンには団体信用生命保険があります。

上手な保険の見直しができると、もっとお得になるかもしれません。


結論としては、やはり住宅は持った方が良いということですが・・・・。



実は今まで1000件以上のご相談を受けて思うことは、この計算によるものではなく、

もっと違う理由があります。


それは、「貯蓄が苦手な方が多いため、老後のためにも家を持った方が良い!」ということです。


次回は、このことについて詳しくお伝えしたいと思います。


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